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怒涛の引越し準備中、しみじみした今朝の出来事

今日も朝から引越し準備。懐かしいものが出てきた!と丸山が見せてくれたのは、2017年に開催されたJIA東北支部第1回空き家空き地コンペの提案書。仙台市青葉区の国分町通りにある石蔵の立つ実際の敷地が対象で、丸山と私のこの提案は、一般部門で最優秀賞となったのでした。

審査員でもあったオーナーさんとコンペや懇親会で様々なお話をし、その後ご連絡するも梨の礫となったことは本当に残念でしたが、プロジェクトに挑む際は相手の良心や動機をしっかり見つめてつながることの大切さ、そうやって活動する先人を見て学ぶことの重要性を教わりました。フィールドワークをしているときには同世代の地域の女性が話しかけてくれて応援くださり、表彰式会場まで来てくださったこともすごくうれしいことでした。地域には本気の人たちがたくさんいらっしゃるのだと。

このとき審査員長だったUID一級建築士事務所の前田圭介さんとお話しできたことはいまにつながる大きな励みでしたし、このとき経験・提案した「編集」ということが丸山も私もそれぞれに昇華され、私の場合はいまの雑誌づくりに結実していることがあらためてうれしい。身体を動かしてじっくり考えたことに無駄なことはなにもないんだなあということを、こんな朝にしみじみと感じたのでした。

引越しよ、どうもありがとう(こうしてまた終わらず泣き叫ぶという!)。

JIA東北支部第1回空き家空き地コンペでの提案書

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