家を拭きながら、購読くださるみなさまに感謝を込めて

新たにお借りすることになった家の片付けと掃除を進めている連休。ほうきで掃き、雑巾で畳を拭いてはバケツの水で洗う。風通しの悪いところ、過剰に取り付けられたものを一つひとつ検討して取り外していく。これまで不動産屋さんにおまかせしていたようなことを自分たちでやってみて初めて、家が輝き出す瞬間に立ち合った。こうして住まいへの愛着が募ること、自分たちの住まいを自分たちでつくっていくことの歓びを教わる思い。そのうちまた借り手を待つ空き家などと出合えたら、giinikaアトリエがつくれたらいいなあ、、などと夢も膨らみます。

そして５号発刊から今日までには、「取扱店さんで買ったよ！」とお声がけいただいたり、県内外のみなさまからたくさんのご注文や定期購読のメールをいただきました。本当にありがとうございます。ご感想を送ってくださったり、広告がない雑誌のあり方を応援してくださったり、読んでくださる方々の言葉には日々心から励まされています。

読者のみなさんはいつもすべてをその本のなかに読みとり、つくり手を直に支えてくれる、あまりに聡明な存在だと思います。こうした方々に恥ずかしくないものを、ただただお届けできるようにと思うばかりです。いつもありがとうございます。