『劇場版 荒野に希望の灯をともす』、5/11(木)までフォーラム山形にて上映中!
あきこさんリマインドのおかげで、週末はフォーラム山形へ。ようやく見られた『劇場版 荒野に希望の灯をともす』、とてもいい映画でした。医師である中村哲さんがパキスタンでどんなふうに患者さんたちと接され、アフガニスタンで集落の長老たちにどう振る舞い、水路建設にどんな表情で日々挑まれていたのか、それらの一部を見ることができたことに加え、平和は人と人のみならず人と自然との和解のなかにあるという中村哲先生の実に根差した哲学を、シンプルに丁寧に伝えてくださる谷津賢二監督の映像、あまりに力強い中村哲さんの言葉、さらにそれらを大切に扱われるスタッフの方々の構成や編集がとても素晴らしかった。
中村哲さんがもともと精神科医でいらしたことを知り、現地の人たちとともに率先して汗を流されるようす、「人は見ようとしたものしか見えない」と語られた言葉は一層迫るものがあった。きっと常に人の心への熟慮がおありで、それらに裏打ちされた姿や言葉の迫力なのだと思う。
上映はフォーラム山形にて、5/11(木)まで。