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コロニー印刷さんをはじめ、山形県コロニー協会さんを見学してまいりました!

いつもお世話になっているコロニー印刷の加藤一平さんに、見学のお願いをしていましたところ、お忙しいなかお時間をつくってくださり、加藤さんと事務局の中村浩さんが山形県コロニー協会の桜田南拠点の各施設を案内くださいました!

現在桜田南拠点では、就労移行支援と就労定着支援を行なう「山形コロニー就労サポートセンター」、就労継続支援A型の「山形福祉工場(コロニー印刷)」、就労継続支援B型の「山形県コロニーセンター」、療育的活動やサポートが必要な小学生から高校生までの放課後デイサービス「山形コロニー シード」、共同生活援助の「山形県コロニーセンター共同生活援助事業所(グループホーム)」、障害のある方やご家族、関係機関の相談支援を行なう「山形コロニー相談支援センター」、自立生活が可能な方が利用できる福祉ホーム「コロニーハイツ」、障がいのある人の就職や職場定着のための相談支援を行なう「ワークライフサポート ふぅれ」と、実に多くの支援事業を展開されています。(写真は山形県コロニー協会さんホームページより)

1962年に設立された山形県コロニー協会は、もともとは当時の結核回復者の方々が、社会保障の障害者枠からもこぼれ落ち、差別や偏見にさらされて職を得ることも困難だった状況から、「結核回復者に職場を」とのスローガンを掲げて当事者の方々が中心となって共同作業所を発足させたことから始まりました。心身に障がいがあったとしても、生活環境と働くための条件が適切であれば、多くの障がいのある方々は社会で自立して暮らし、働くことができるとの立場に立ち、職場づくりと幅広い世代の生活支援に取り組んでいらっしゃいます。

コロニー印刷さんは、通常の事業所に雇用されることには困難な点がありながらも雇用契約に基づく就労が可能な方々が働く、就労継続支援A型事業所。障がいのある方々と職員の方々とが一緒に働いていらっしゃいます。中村さんは「制度上、障がいの有無によって職員か利用者かという線引がされて待遇が大きく異なりますが、僕らよりもずっと印刷について詳しく技術をもった障がいのある方々に、僕らのような職員は最初現場で教えていただくという、自分たちから見ると少し矛盾を感じるような状況もあるんです」と教えてくださいました。就労継続支援A型事業所の令和元年度の平均工賃の月額は78,975円で、家族に依存しながらでなければ生活することが難しい点や、一般の事業所に就職できた場合にも、企業での障害者枠には昇給制度がなく結果的に就労継続支援A型事業所を選択される方もいらっしゃる実態などをお話しくださいました。

コロニー印刷さんの工場内部にも入らせていただくと、加藤さんが「この印刷機で『giinika』を印刷したんですよ」と教えてくださり、『giinika』の生みの親なるオフセット印刷機とも感動のご対面。現場にいらした方が、ご親切にも印刷の際の版となるアルミプレートについても丁寧に解説してくださいました。A5判の『giinika』は、大きなアルミプレートに16ページ分の面付けをして一度に刷ることになるのですが、面付けのお部屋に移動しますと、さらに加藤さんが「こちらが『giinika』の面付けをしてくださった門脇さんですよ」と教えてくださり、再び感動。門脇さん、どうもありがとうございます(涙)これからもどうかよろしくお願いいたしますと、実際に作業をしてくださっている方にごあいさつすることができ、ありがたくうれしい時間でした。

就労継続支援B型事業所の山形県コロニーセンターさんでは、障がいのある方々が知識や訓練を行なう就労の場として、パン屋さんのコロニーベーカリーさんのほか、ファーム事業、リサイクル事業、プロダクト事業を行なっています。この日は軽作業やものづくり、パソコンでのデザインなどをされるプロダクト事業チームの方々のご活動部屋にお邪魔しました。お目にかかりました社会福祉士の早坂牧子さんはご覧のとおり活力のみなぎる方で、お忙しいなかご活動について楽しく教えてくださいました。手に持たれている子ども用の毛糸の帽子は、毎年秋に行なわれているコロニー祭りで出品予定だったものだそうなのですが、昨年は新型コロナの影響で中止となり、こうして販売のときをかごのなかで待つ状況とのこと。ただ、山形県コロニーセンターさんにお越しいただければいつでも購入は可能とのこと。かわいらしいデザインとあたたかそうな毛糸でしたがびっくりするほど安価に提供くださっていて、早速一つ購入してしまいました。

プロダクト事業のなかのパソコンを使ったデザインのお仕事内容については、職員の長田奈穂さんがご説明くださいました。以前の利用者さんとはコロニーベーカリーさんのチラシ作成をなさっていたり、あるいはA型事業所のコロニー印刷さんで受注されたお仕事のなかの図版作成や文字入力作業などを請け負うなどの連携もされていたりするのだそうです。長田さんはデザイナーとしてのキャリアをお持ちで、一つひとつのデザインや制作プロセスを構築する際などにサポートされているとお話くださいました。

コロニーベーカリーさんのパンはもちろん、山形県コロニーセンターさんでは帽子や小物などの販売もされていますので、気になられる方はぜひご連絡のうえお運びください!

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